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Omnifactoryの原油攻略

こちらはMinecraft、Omnifactoryの原油蒸留/原油精製の攻略記事です

今回は主に原油の蒸留について話していきたいと思います

原油の前提知識

Oilは蒸留して脱硫するとHeavy Oil、Light Oil、Naphtha、Natural gasになります。

主な使い道はDiesel fuelかNitro diesel(Cetane-boosted Diesel)かな。

Heavy oil,Light oil,Raw oil,Oilがありますけど今回はOilに限った話をします。他のOilを使う場合はOilに直してから使ってください、直さなくてもいいけど、やること一緒だし。

さて原油蒸留する上で目的がないと困るので蒸留後の各物質の用途を以下にまとめました。

物質名 用途
Toluene TNT
Benzene Styrene-Butadiene Rubber(SBR)、Cumene法によるEpoxy resin
Butene -
Butadiene Styrene-Butadiene Rubber(SBR)
Propane LPG
Propene Cumene法によるEpoxy resin
Ethane -
Ethylene 回路基盤、Nitro Diesel用のEthenone、SBR用のStyrene
Methane Hydrogen、燃料

なので道筋としてはToluene,Benzene,Butadiene(,Propene)以外をHydro-CrackingしてLPGとMethaneに変換し終われば成功です。

ついでにNatural Gasも一緒に精製しちゃいましょう。

 

方法

こう言っては元も子もないんですがこんなこと考えずに適当にSteam-CrackingとかHydro-Crackingしてもまず電力の収支はプラスになるのでそんなに身構えなくていいですよ、要は何を作りたいかです。そのまま燃やしても十分電力にはなるのでそれはそれでアリだと思いますよ。

フローシート

それでは蒸留していきますか。

精製に使う水素は原油に対しておよそ70%とかなり使いますがそれを上回る量の水素がこの精製で手に入るので問題ないです。

とりあえず見たほうが早いので以下に表を置きます。

原油       生成物      
Oil 1000mb Sulfuric Heavy Fuel   300mb
  Sulfuric Light Fuel   1000mb
  Sulfuric Naphtha    400mb
  Sulfuric Gas   1200mb

 

で、Heavy fuelとLight fuelはDiesel fuelに使用するのでHeavy fuelとLight fuelを1:5で消し飛ばすと、

原油       生成物      
Oil 1000mb Sulfuric Heavy Fuel   100mb
   
  Sulfuric Naphtha    400mb
  Sulfuric Gas   1200mb

 

となるのでこれらを蒸留するということがわかります。個人的な計算のしやすさで最終生成物のDiesel fuelを50000mbとした方がいいため表の元の原油の量を変えますが比率が重要なので特に問題はありません。蒸留で再び出てくるHeavy Oil、Naphthaは誤差なので除外してます。

というわけでこれからやる原油蒸留のフローチャートを張ります。青枠が今回の主要な部分です、なるべく耐えてくださいねナナチ

素材を加工しているのに電力の収支は全てHVでもLPGのみで6倍に、IVで動かしても1.5倍とプラスになります。

Propeneの量が途中で減っていますがこれはCumene法でEpoxy resinを作るのでBenzeneと1:1で消し飛ばしているからです、後述します。

原油精製

基本的にオイルクラックで得られる物質はそれと同程度か軽いもの、つまりこの表で言うと上から下に向かってクラックされます。そしてその生成物もクラックするので蒸留塔から出ている生成物のラインに戻すような形にラインを組むことになります。とりあえず見たほうが早いので実際に使っている施設例を出します。

(本当はButeneはそのまま燃やしたほうが電力1.5倍ぐらいになるんですけどエネルギー密度が悪いのでエネルギー密度がいいLPGとかいう規格に押し込んだほうが取り回しがいいためあえて変換しています。)

 

施設例

施設例

青がHydro-CrackingでButene,Propene,Ethyleneを処理

赤がLPG生成でPropane,Butane,Refinery Gasを処理、上二つがButaneとRefinery Gas

Hydro-Crackingしたものは再帰するようにしているので別々のレーンを組まなくて済むようにしているのが偉いところで、それに当てはまらない再帰しないButaneは適当なところにCentrifuge置けばOKです。Refinery Gasも同じく。

ここからが重要なんですが、実はここですべてのHydro-Crackedナニナニを同じ蒸留塔で蒸留できるように工夫を施していまして、Buteneって1000mbごとにHydro-Crackingされるんですけど蒸留されるときには何故か750mbおきに蒸留されるカス仕様のためそのままでは一生蒸留塔を占拠して終了します。そのため一旦Fluid Cannerでcellに込めた後、3個集まったら通るようEnderIOのインパルスホッパーで設定することにより蒸留塔の詰まりを防止しています。(一番下の青矢印のレーンを見るとわかりやすいと思います。)

 

生成物

一応この後の流れも書いておきます

Toluene

砂糖とPolyethylene pulpと混ぜてGelled Toluene作ってTNT作っておしまい。

Benzene,Propene

BenzeneとPropeneでCumeneを経てPhenolとAcetoneを作った後は原木蒸して作ったPhenolと合わせて2:1でBisphenol Aを作りましょう、どうせ最後まで基板で使うんでこいつ作りすぎても大丈夫です。

わざわざ回りくどい方法でBisphenol Aを作っているのはAcetoneをそのまま作るとCalciumの調達が面倒だからです。面倒じゃないなら全部単品で作っちゃっていいよ。

Butadiene,Ethylene

BenzeneとEthyleneからStyrene作った後はその三倍量のButadieneと反応させてStyrene-Butadiene Rubberを作りましょう、こっちにはBenzeneそんなに使わなさそうなので原木蒸して作ったBenzeneからでも作ればいいです。

EthyleneはDiesel fuelの方に回してEthenoneレーンに使えばボトルネックのEthylene生産が解消されます。PolyethyleneとPolyvinyl chlorideは適当につぎ込めば終わりです。余りがちになるので電気系統のTurbineにでも流しておいて止まらないようにしておきましょう。

Methane

水と反応させると水素が非常に効率よく手に入るため水素リソースとしておすすめです。こいつは死ぬほど生産されるので同じように適当に電気系統のTurbine等に回して蒸留施設が止まらないようにするかTrash canでも置いておきましょう。

 

おわりに

以上で終わりです。Omnifactoryの原油関連あんまり詳しく書いてなかったから書いた。とりあえず迷ってればこんな感じの施設作っておけばいいと思います。

書いてて思ったけどPhenolとBenzene原木から作れるからこいつらも全部消し飛ばしてもいいと思います。AcetoneもTolueneも原木から作れるじゃん、おしまいですあーあ。でもせっかく書いたから公開しちゃうもんね。蒸留生成物は残さず全部使いなさーい!

 

原油蒸留の一助となれば幸いです。では

 

おまけ

オイルクラッキングの早見表です。

どちらも1000mb当たりの量です。

Cracking早見表

蒸留早見表